等分除・包含除の割り算

  • ちょっと気が利くポイント
  • 授業時期:小学3年生4月 選べる難易度3種類 スモールステップで学べる 読解力・思考力アップ 文章を作る力アップ ステップアップ学習対応

小学3年生の等分除・包含除の割り算プリントです。 恐らくほとんどの方があまり聞き慣れない言葉だと思います。 小学校の先生からも「良くこんなマニアックな教材作りましたね」と言われるレベルです。

割り算は厳密に言うと「等分除・包含除」の2種類に分類できるんだよ、 どう言う違いがあるのか考えてみよう、という単元になります。 計算自体は簡単なので「割り算について考察してみよう」という国語色が強いです。

その性質ゆえ、文章問題が苦手な子にはさっぱり理解できないプリントです。 「頭がこんがらがってくる!」と言う子は、飛ばしてしまっても良いかも知れません。 正直、この等分除・包含除を理解していなくても弊害はほとんどありません。

しかし「文章問題を考察する」という授業は珍しいですし、問題文をよく読まずに 文中の数字だけを拾って式を立ててしまう子が多いのも事実です。 「文章問題をしっかり"読解"する」キッカケ作りになれる良い教材です。

等分除・包含除の違い まず「6÷2=3」を図で表して下さい。 という課題を与えると子供によって2種類の異なる図が生まれます。
「●●●・●●●」と「●●・●●・●●」です。

何故このような違いが生まれるのか?と言いますと、 頭の中で思い描いたイメージ(問題文)が子供によって違うからです。

【等分除:とうぶんじょ】
りんごが6つあります。りんごを2人で分けると 一人あたり何個のりんごが貰えますか?

【包含除:ほうがんじょ】
りんごが6つあります。りんごを2つずつ分けると 何人にりんごを配る事ができますか?

どちらの問題文をイメージしたかによって、出来上がりの図も変わってくるのです。 りんごを2人で「等分」した場合は「●●●・●●●」の図を想像したはずです。 逆に、りんごの数自体を「包含」した場合は「●●・●●・●●」となります。

この2つの違いを理解するのが今回の課題、という訳です。 ちなみに「等分除・包含除」という用語自体はまったく覚えなくて大丈夫です。 「問題文によって図が違ってくるんだな」が理解できればOKです。

文章を作る力アップ 最終的には「自分自身で問題文を作る事ができる」のが理想です。 小学校の授業でも、問題文づくりまで指導するはずです。

学校ではそこまで時間を掛けて教え込むとは思えないので、 こちらのプリントで克服するようにすると、 読解力・考察力・問題文の作成能力がアップすると思います。

ステップアップ学習対応 レベルアップ問題として、 割り算の文章問題倍を求める割り算があります。 ※特に「倍を求める割り算」の方でハマる子が多いと思います。

注意!!
家庭内での個人利用以外は利用規約を一読して下さい。 左クリックでPDFのプリントデータを別窓で表示します。 右クリックの場合は"対象をファイルに保存する"を指定して下さい。 "画像を保存する"を指定しまうと見本の小さな画像しか保存できません。

等分除・包含除 - 簡単

等分除・包含除 - 普通

等分除・包含除 - 難しい

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