迷惑を掛けない子供・絶対に謝らない大人

Author：ぷりんときっず

※この記事は私の自分勝手な見解の元で書いています。裏付けする研究データや科学的根拠は一切ありません。「そーゆー考え方もあるのね」と、少しでも視野が広がれば幸いです。

子供に対する躾として大切に思っている事の中で、一番人気のある教育方針って何なのかご存知でしょうか。実は下記のようなデータになっています。

とても当たり前の事を、当たり前にできるような教育方針を掲げている親御さんが多いですね。このデータを見て、皆さんは何を感じますか？

私は「それって大人でも出来てない人が多いよね」と感じました。今回は特に、この２つ目の「人に迷惑をかけない」にスポットを当てて私が思うところを書いてみたいと思います。

迷惑をかけまくる大人たち

例えば「電車」を例にとって考えて見ましょう。

すべては書き出しませんが今思い付いただけでも結構あります。

一番ヒドかったのが、乗降口のドアを塞ぐように向き合って大声で話す２人のオバサン。自分の降りる駅になって、そのオバサン達の間をわざと強引に通って行ったオジサン。オバサンの口から出た言葉が「すごい感じ悪いね！今のオジサン！」でした。

もうここまで来ると末期症状ですが、老若男女・性別・年齢に関わらず迷惑をかける大人たちは多いものです。きっとそれぞれの年代・性別の人が「迷惑な人だな」と、自分と異なる属性の人たちをお互いに攻撃し合っているのでしょう。

言ってる事とやってる事が違うそんな迷惑な大人である私たちが子供に対して「迷惑かけちゃダメ」って何だかおかしいと感じませんか？人に厳しく自分に甘い、の典型例のようです。

自分はそんな事ないわよ！と感じた人だって「よそはよそ、うちはうち」と子供に言い聞かせた所で、そんな迷惑をかける大人が大勢いる世の中で、子供自身もなんだか釈然としない気持ちになるでしょう。

「そんな事やっちゃダメでしょ！」と子供を叱る母親。公園やスーパー等で良く目にする光景です。その言葉の裏には「周りに迷惑が掛かるからダメ」という思いが汲み取れます。

賛否両論、受け止め方は人それぞれで聞いて欲しいのですが周りに迷惑を掛けようが別に構わない、むしろ良いとすら私は個人的に思います。実生活でこれを言ってしまうと攻撃されるのは分かっているので、ネット以外では絶対に口に出せませんが。

「迷惑をかけたならシッカリ反省して、誠意を持って謝ればいい」「次からは失敗しないように学ぶ姿勢が大切なんだ」私はこう思います。

完璧な人間なんていないもちろん他人に迷惑を掛けないに越した事はありませんが、そんな完璧な仏のような人間なんてこの世に存在しません。それなら迷惑をかけても反省できて謝れる方がいいのかな、と。

ましてや子供なんて知らない事だらけ、分からない事だらけ、です。大人のように物事の善悪なんて区別できなくて当然なんです。失敗から学べる事ってたくさんあります。失敗するからこそ初めて気付ける事だってたくさんあります。

皆さんにお聞きしたい事が１つあります。会社勤めの方だと良く分かると思うのですが絶対に謝らない人（特に上司）、周りにもいませんか？どれだけ自分が悪かろうがミスしようが正当化しちゃう人。

人に迷惑をかけちゃダメ
↓
自分が謝るような行動を起こしちゃダメ
↓
自己防衛の為に自分を正当化
↓
言い訳して最後まで謝らない。

これも幼少期の頃に親から「他人に迷惑を掛けちゃいけない」という躾を受けてきたからこそ働いた、歪んだ心理じゃないのか？そんな風にさえ感じてしまいます。

でも自分のミスを認められない、頭を下げられないって、そんな人間に対して魅力を感じませんよね。むしろ「精神的に未熟だよなぁ」「器が小さいなぁ」と感じてしまいます。

子供の特権を最大限に大人になってから失敗するのは恥ずかしいから子供のうちに沢山失敗しておけ！って言葉よく聞きませんか？何でも許されてしまうのが子供の特権です。

頭を下げる事も出来ない恥ずかしい大人にならない為にも、失敗や迷惑行為を未然に防いでしまうような教育方針より失敗体験をどんどん積ませてあげるべきです。

まとめインド人は日本人とは逆の発想で「人間は迷惑をかけてしまう生き物だから、それを許してあげる大きな心と器を持ちなさい」という教えがあります。素敵じゃありませんか？この考え方。

「いいね！」が私の楽しみなんです‥あとは、わかるな？

書いた人：ぷりんときっず

通称「プリント学習の鬼」（と呼ばれたい願望があるただの凡人）。私のアンテナに引っ掛かった子育て情報は何でも書くので内容は玉石混淆です。受け入れるのも、右から左へ受け流すのも、あなた次第。

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