国語が嫌いな子は学校嫌いな子に育ってしまう

Author:ぷりんときっず

小学校の授業の中でも一番重要な教科とも言える国語。 「国語を制する子は全教科を制する」と言っても過言ではありません。 文部科学省が定める「学習指導要領」という規定があり、 各小学校はその学習指導要領に基づいて子供たちに勉強を教えていきます。

学校での各教科の授業時間も細かくルールが設けられています。 一週間の時間割の中でどの教科にどれだけの授業時間を 割り当てるか、という事も必然的に決まってきます。 文部科学省が定めている各教科の授業時間の一部をご紹介致します。

【小学1年生】
国語306時間・算数136時間・生活102時間
【小学2年生】
国語315時間・算数175時間・生活105時間
【小学3年生】
国語245時間・算数175時間・社会70時間・理科90時間
【小学4年生】
国語245時間・算数175時間・社会90時間・理科105時間
【小学5年生】
国語175時間・算数175時間・社会100時間・理科105時間
【小学6年生】
国語175時間・算数175時間・社会105時間・理科105時間

生活の授業は2年生で終了し、3年生からは社会と理科が始まります。 5年生からはさらに家庭科と英語が加わります。 教科が増える分、国語の授業時間が減らされて最終的には国語・算数が「5:5」 の割合になっていますが、4年生までは圧倒的に国語の授業時間が多いんです。

授業の1/3が国語の時間です

上記のデータからも分かるように、国語に重点を置いている事が明確に分かります。 勉強好きになるか、勉強嫌いになるかに大きく影響を与える1年生・2年生の間は 「圧倒的に国語好きが有利」という事になります。

国語で求められる能力は「書く・読む・話す・聞く」の4つです。 これら4つの能力は国語以外の算数・社会・理科、全ての教科に必要とされる能力でもあります。 国語力が無いと算数の文章問題を理解できません。国語力が無いと 社会や理科で調べた事や発表したい事を上手くまとめる事ができません。

国語は全教科に連動して成績に影響を与えます。 当サイトで配布している学習プリントは国語より算数の方が枚数は多いのですが、 それには2つの理由があります。 1つ目は「算数はプリント学習で90%以上網羅できるけど国語はプリントだけでは網羅出来ない」 2つ目は「学校で使用している教科書によって国語の学習内容は大きく異なる」からです。

漢字を覚える順番も教科書によって全く違いますし、 1年生の国語で「大きなかぶ」を授業で習う学校もあれば習わない学校もあります。 そうなると、当サイトとしても「読解問題」の国語プリントを作ることが難しいんです。 大きなかぶ用の読解問題プリントを作った所で、そのプリントを使えない人が大勢でてきてしまいます。

算数の方が重要だからという理由でプリントの種類が多いわけではありませんので、 そこは誤解しないようご注意下さい。

学習指導要領の改訂で重要度が増した国語

先ほども紹介した文部科学省の学習指導要領は、実は2011年から内容が変更されています。 すっごく簡単に変更内容をご説明すると、 「言語活動」がより重要視されるようになりました。 「自分で考えて、自分でまとめて、自分で発表してね」という事です。

例えば「自分の好きな本をみんなに発表しよう」という授業があったとします。 好きな本を見つける→特に気に入ってる部分を抜粋する→ 気に入ってる理由を述べる→それらを上手にまとめる→ 皆の前で順序立てて説明する。といった能力が重要視されます。

「グループディスカッションで意見を1つにまとめる」 「自分の意見を主張する」という日本人が苦手な分野の強化とも取れます。 この部分に関しては私も「いい改訂内容だな」と感じています。 特に海外では、意見を言わない人は「議論放棄」と見なされ低評価を受けてしまいます。

家庭内での取り組み方法

学校でも先生の質問に対して手を挙げて質問に答える場面があります。 授業参観でもこのような場面に遭遇する機会が多々あります。 しかしお子さんの性格によっては「答えるのが恥ずかしい」「間違えたらどうしよう」と 授業に積極的に参加できない子もいるでしょう。

だからと言ってそれを見過ごしているといつまで経っても言語活動能力は身に付きません。 「どうして手を挙げないの?」と子供を責めた所で恐らく改善するのも難しいです。 シャイな性格を改善する事は簡単な事じゃありませんので、 こういった性格のお子さんの場合は特に家庭内での取り組みが重要になってきます。

一番オーソドックスなのは絵本の読み聞かせです。 「読んで終わり」にしてしまうのではなく、 「どこが面白かった?」「何で面白いと感じたの?」 と絵本の内容についてどんどん子供に質問して話し合って下さい。

別に絵本じゃなくてもテレビアニメだったり、その日の学校の出来事だったり 何だって良いんです。話の内容で不足していると感じた部分は 「いつ?どこで?誰と?何を?」と、1つずつ質問していって下さい。 これらを根気強く続けていると、子供も話を上手に組み立てて順序よく話せるようになります。

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  • 記事作成日:2014.01.26
キングコング